'イギリス便り' カテゴリの過去の記事
2010/3/23 火曜日
ロンドン郊外Putney の街中を通り抜けて15分程のテムズ河沿いに広がる公園は午後の散歩にはちょうどいい距離、愛犬を連れて時々出かけます。
この数日、風の冷たさがとれたら固かった水仙の蕾がポツポツと色づき始めました。
公園にはあちこちに水仙の群れがあります。背丈の小さい種類みたい。
クロッカスも色とりどりの花を咲かせています。
奥の方に見えるのがテムズ河、潮の干満で大きな河になったり
岸辺の河床が出たりします。
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2010/2/25 木曜日
イギリス便り 2010年2月
イギリスは年明け早々に大雪に見舞われ、一週間近くも全国的にマヒ状態の様相でした。
イングランドやウエールズは気候的に寒くても、過去において雪の少ない地域でしたので
雪対策がとても弱く、すぐに交通網は大混乱、一般の人たちも普段からその準備がないため
立ち往生をしてしまい、学校、職場のお休みが続出・という成り行きになるのです。
その代わり、近くのフィールドなどでは、思わぬお休みを得た親子連れや若者達が
雪遊びに興じて、何とも平和な楽しい光景があちこちで見られました。
2月も下旬、枯葉を踏み分けながらの犬の散歩、まだまだ裸木ばかりですが
春に向かうこれから、森の散策がいっそう楽しみな時期です。
ロンドン中心部からそう遠くない街に広がる草原や池などを含む広大な自然緑地。
休日の、それも陽光暖かい日ともなれば、たくさんの犬達が嬉しそうに走り回り、
サイクリング、マラソン、ノンビリ散歩、時には乗馬を楽しむ人など
フレッシュエアーを満喫する様々な人々が行き交います。
写真はそのウインブルドン・コモンの森の池、
投げた小枝を取りに犬が泳いでいくところ。寒空の下でも犬の大好きな遊びです。
さて、陽光が明るくなってくると、だんだんと家中の窓の汚れが気になり、
ウインドウ・クリーナーを頼まなくては・と思案しているこの頃です。
こちらでは <窓磨き> だけを専門としている仕事人がいて、
2ヶ月毎に・などの頻度で自動的にやってもらう契約をする家もあります。
日本では清掃作業の一部としての窓磨きはあっても
これだけを専門というのは少ない(ない?)ように思うのですが・・?
我家も以前、近所を順番に回っていた業者に頼んでいました。
3人くらいで梯子や清掃道具を抱えてやってきて、手際よくサッサと済ませる、
家人が在宅でなくても、こちらが忘れていても定期的にやってくれるので、
これは便利と思ったのですが、だんだん雑さが目立ってきて断りました。
2009/10/6 火曜日
10月、鮮やかな色は少ないながら自然界はすっかり秋色になりました。いつの間にか散歩道には落ち葉がいっぱいに散り敷き、マロニエ、どんぐり、くるみ、ヘイゼルナッツなどの実が転がり森やゴルフ場ではリスたちが冬支度で大忙しに走り回っています。

最近、久しぶりに近所の家の前に 《 For Sale 》 の看板を見かけました。
(こちらでは売家や貸家の前には写真のように必ず看板が立っています)
久しぶり・・というのは今年の世界恐慌による不景気の余波のせい(?)か、
いままでは、何処にでも見かけた 《 For Sale 》 (売家) の看板が殆んどなくなり代りに 《 to Let 》 (貸家)の看板ばかりになっていたのです。
景気の回復??だといいのですが。
イギリスには家を持つことに <梯子の一段目に足を掛ける> という表現があります。
若いうちから、小さくてもいいから先ずは持ち家を手に入れることが良策・そこを基に、後は徐々に梯子を登っていく(更に良い家に住み替える)という考え方です。
それぞれの経済状況にもよりますが、家族構成、勤務地、退職後の人生・などその時々に適した住み替え(買い替え)をしていく事はそれほど難しくなく一般的に考えられていることのようです。
住居の価格変動が少なく、運がよければ値が上がる=次のステップの足しになる事も
珍しくなく、また売買に関わる諸費用も日本に比して少ないので、人々が家の買い替えに憬れや希望を持ち、実行し易いというのも頷けます。
流通が多いので自ずと物件市場も豊かで、町を歩くと一般のお店のように不動産業者がいくつも軒を連ね、その数の多さに驚きます。
ウインドウの中に貼られた物件の写真を眺め歩くのも人々の楽しみです。
しかし、そんな店が売買成立件数の激減で今年は幾つも店じまいをしました。
<なかなか売れない家の原因を調べて相談に乗る>
こんなTV番組があるのもイギリスらしい面白いところです。
因みに、室内がシンプルで清潔感があり品のいい雰囲気だと人の心は動くようですね。
2009/7/3 金曜日
イギリスは例年になく暑い日々が続いていますお天気情報は Hot and Humid と言ってますが日本の蒸し蒸しを知っている身には湿気など無いも同じ。というわけで、屋内にいる分には快適に過ごせている夏です。
こちらの家にはエアコン(クーラー)はなく、窓には網戸もありません。辺りの家々は夜も窓を開け放していますが蚊の心配がないのが本当に有難いところです。
窓は一般的に外へ押し広げる形で、引き戸形式は殆んど見かけないのでもし異常気象で蚊が発生するようになったらどうするのかしら?
これでは網戸が付けられない・イギリス中の家の窓の交換が必要になるのでは??などとバカげた余計な心配をしてしまいます。
今頃は絶好のガーデンライフの季節。
特に週末の午後になると、あちこちからバーベキューのいい香りがしてきます。日中の強い日差しも夕方には爽やかな風に変わります。
蚊の心配が無いことを、またまた喜び羨ましく思うばかりです。
ガーデンセンターでは庭用のテーブルやイス、バーベキューセットがすでに半額セール。我家は昨年のこの時期に買い込んだテーブルで庭での寛ぎを楽しんでいます。
子供たちも夏休みに入り、仕事人もホリデーシーズン。
人々の関心は庭作業やアウトドアライフ、休暇を過ごす旅先に向かっています。住まいのお話は次回にお送りしましょう。
2009/4/10 金曜日
3月最後の日曜日からイギリスは夏時間に移行し日本との時差は8時間となりました。まだ早朝には霜を見る時もあり、空気は冷たい日々ですが春本番はすぐそこです。
木々の緑が日毎に濃くなり、花々の彩が増し、
小鳥達が美しい声で遠く近く囀り交わしています。
日常の暮らしの中に豊かな自然が当たり前にある -
イギリスの住環境の美しさを改めて実感させられる季節となりました。
こちらでは校庭や原っぱは一年を通して緑で覆われているのが一般的で
それが艶々と明るく力強い緑になるのを感じるのも春の嬉しさ!
夏は高温多湿、冬は低温乾燥・という気候の日本では
この常緑性の芝生は育ち難いのが何とも残念です。
さて、花苗や野菜苗を求めてガーデンセンターが賑わいを増していますが
ホームセンターにも春とともにお客様が増えているようです。
陽光の明るさに壁の汚れが目立ってきたから??
心軽やかに部屋の雰囲気を変えたい気分??
まあ、理由はどうあれ今回は壁に視点をあててみましょう。
先ず、壁紙ですが、
イギリスではウイリアムモリスという人のデザインによるパターンが世界的に有名です。
草花や木々など暮らしの身近に見られる植物を基調とした優しく格調高いデザイン。
製作者の名前は知らなくてもその絵柄を目にした事のある方は沢山いるのではないでしょうか?
この絵柄は壁紙だけでなくカーテンや日常小物にも使われ、時代を超えて愛され続けています。
因みに、今も残るこの人の住まいや工房へは日本からも毎年多くの人々が訪れています。
現在のイギリスでは内装の壁は壁紙使用よりはペイントの方が主流と言えるでしょう。
壁紙よりは手軽で安価に変化を楽しめるのが一番の理由かもしれません。
ペイントの色の種類はよりどりみどり幾らでもあり好みの色を探すことは
それほど難しくありません。どの色に・・と迷う人のためにはお試し用の小瓶入りも。
何種類か試してみても、最終決定の色を2~3度塗り重ねればしっかりカバーして分かりません。
速乾性ですし、道具も実にいろいろ便利なものがあるので
素人の作業でも遜色のない出来栄えとなります。
イギリス人に根強い人気のある色が、ビクトリアン・レッド と呼ばれる渋い赤色。
昔からよく使われていて、重厚な家具などがピッタリ落ち着いて見えるのが不思議です。
時々、我々日本人が思いつかないような色使いを見かけますが
意外なバランスの良さがあったりして新鮮な驚きです。
文化的背景の違いでしょうか?
昔の人々は壁には装飾だけでなく防寒も兼ね備えたものを工夫していました。
歴史的建造物などを訪れると、がっしりした木製のもの、皮革に模様をスタンプしたもの分厚いタペストリーを壁一面に張り巡らしたものなど、様々に見ることが出来ます。
2009/2/27 金曜日
先週末、見頃は2月いっぱい・というスノードロップの群生を見てきました。
こちらでは今頃どこでも見られる野草ですが
群生地はちょっと出かけないと・です。
ここは我家から車で50分くらい。
スコットランド地方では、2月中 Snowdrops Festival があります。
この写真より、もっと素晴らしい群生地みたいです。
我家の前庭にも数本咲いています。
2009/2/5 木曜日
この度、イギリスより当地の住宅事情や暮らしの風景をお届けすることになりました。
さて、日本とイギリスの大きな違い‐当地では新築市場は非常に少なく中古物件がほとんどを占めます。また築後数十年には建替え・などというのは皆無に近いかもしれません。市場内容は豊かで流通も多く人々は古い家を購入して内部改装を繰り返しながら長年を住み続けています。建物の質・内容や雰囲気にもよりますが、年月を経ている家ほど価格が高くなりますが、その時々の家族事情の必要に応じて住み替える人も多く、少しづつ良い家へ広い家へあるいは希望の土地へとステップアップするのを理想としています。
外壁(石やレンガ造り)の耐久性、しかも地震が極めて少なく湿気も少ない・という利点があるイギリスにおいては歴史的建造物のみならず一般住宅も数百年の時を経ているものが珍しくありません。そんな環境の中で、古いものを愛し、大切にし、使い続けることを誇りとする国民性が生まれたのでしょうか!? イギリス旅行で日本人に人気のあるコッツウォルド地方はこんな歴史を経た家々の集落が点在している地域です。
深い歴史に包まれたそんな村を歩くと、知らなかった土地の筈なのに何故か郷愁を感じることがあります。古いものには心を温かく抱く力があるのかもしれませんね。



